韓国時代劇の傑作「トンイ」をご紹介したいと思います。
朝鮮王朝第21代王・英祖の母親の波乱万丈な一生を描いたドラマで、全60話と長いんですけど史実をうまくエンタメに落とし込んでいて、続きが気になってどんどん見ちゃいますよ。
軽くあらすじをご紹介します。
賤民の娘であるトンイは、父親と兄を権力争いのせいで失ってしまいます。そのせいで過酷な境遇を生き抜くことになったトンイ。大人になったトンイは父親と兄の無罪を証明しようと、宮廷で奴婢として働き始めます。そこで朝鮮王朝第19代王・粛宗(スクチョン)と出会い、宮廷内の権力争いに巻き込まれながらも、スクチョンの側室へと昇り詰めることになります。
というストーリー。
幼いころから過酷な境遇だったにもかかわらず、トンイはまっすぐで正義感の強い女性。
思わず応援したくなっちゃうステキな人です。
前半はミステリー要素も結構あって、トンイが殺人事件の調査をしたりします。
中盤くらいからはスクチョンとのロマンスや、ライバルであるヒビンの壮絶な嫌がらせとの闘いなどが描かれます。
後半はトンイの子・クムとヒビンの子・セジャの次期王の座をかけたお家騒動が描かれ、ヒビンの非道振りにハラハラしっぱなし。
でもシリアスな中にもコメディシーンが随所に盛り込まれていて、ホッと息をつけるところも。
60話もあって、ずっとシリアスだと疲れちゃうんでありがたいです。
トンイを演じるのはハン・ヒョジュさん。
最近だと「トレッドストーン」や「W-君と僕の世界」に出演されてます。
トンイはまっすぐで優しく知性にあふれたいわゆるイイコなので、ともすればイヤミにうつりかねませんが、ハン・ヒョンジュさんの演技のおかげで素直にトンイを応援できます。
王のスクチョンはチ・ジニさんが演じています。
スクチョンは王なんですが、かなり気さくな人柄でちょっと抜けたところもある人物として描かれていて、人間臭くて好感がもてました。
このスクチョンとトンイの二人のシーンがほっこりできてよかった。
かなり長いドラマですけど、見どころ盛りだくさんの内容なので、よかったらぜひ。